2025/08/01 00:34

精油の使い方は国によって違う?

フランス式 vs イギリス式アロマテラピー

「アロマテラピー」と聞くと、あなたはどんなイメージを思い浮かべますか?
香りでリラックスするもの、心を整えるための自然療法、あるいはエステやマッサージなど、イメージは人によってさまざまかもしれません。

実はこの「アロマテラピー」、国や文化によってアプローチがまったく異なることをご存じでしょうか?
世界には大きく分けて、“フランス式”と“イギリス式”という2つの流派が存在します。

この記事では、それぞれの違いと、Medessenceがなぜ「フランス式」を採用しているのかを解説していきます。

■ イギリス式アロマテラピーとは?

まずは、日本で一般的に知られている「イギリス式」からご紹介します。
イギリス式アロマテラピーは、香りを使ったリラクゼーション法として発展してきた流派です。
香りを嗅いだり、希釈した精油をマッサージに使ったりと、穏やかでやさしい癒しを重視しています。

目的:リラクゼーション、ストレスケア、美容
使用方法:芳香浴、マッサージ、トリートメント
特徴:精油は基本的に外用、1〜2%と低濃度での使用
使用場所:サロンやスパ、家庭でのセルフケア
精油はあくまで“香りを楽しむもの”というスタンスで、安全性を重視して慎重な使用が基本です。
日本国内で流通している多くのアロマ製品やスクールも、このイギリス式の考え方に基づいています。

フランス式アロマテラピーとは?

一方、Medessenceが採用しているのが「フランス式アロマテラピー」です。
こちらは、香りの持つ生理学的・薬理学的な作用に着目した“植物療法”として発展してきました。
目的:健康維持、体調改善、予防医学
使用方法:芳香浴・外用だけでなく、内服・座薬など医療的使用も(※日本では内服は禁止)
特徴:精油の成分分析(ケモタイプ)を重視し、医学的知見に基づく
使用場所:薬局・クリニック・医療現場(フランスなど)
フランスでは、薬局で精油が処方されることも珍しくありません。
そのためには当然、精油の品質・成分の明確な検証が必須となり、「どこの産地で、どう抽出されたか」が重視されます。
なぜMedessenceはフランス式を選ぶのか?
私たちMedessenceは、香りの“効果”を信じているからこそ、フランス式を採用しています。
香りを楽しむだけではなく、疲れが抜けない日、よく眠れない夜
集中力が続かないとき、心がざわつくとき
そんな“具体的な困りごと”に寄り添える精油でありたいと考えています。

そしてそれは、品質に確かな裏付けがあるからこそ提案できるものです。

Medessenceでは、すべての精油に成分分析書を添付し、フランス薬局方に準拠した品質管理のもと輸入を行っています。
このスタンスこそが、Medessenceを「単なるアロマショップ」ではない存在にしていると自負しています。

精油を正しく使うために

ただし、フランス式の考え方を採用しているとはいえ、
日本では“内服”や“高濃度の使用”は法律上禁止されているため、当店では外用・芳香浴を基本としたご提案を行います。
私たちの目的は、あくまで「安全で、確かな効果が期待できる」精油を選ぶサポートをすることです。
精油は自然の力そのもの。
しかし正しい知識と品質がなければ、その力は十分に発揮されません。


Medessenceでは、精油の持つ“力”を信じ、それをきちんと届けるためにフランス式の知見に基づいた商品選定とご提案を行っています。

香りを、もっと信頼できる存在へ。
あなたの生活の中に、正しいアロマテラピーを。