2025/12/08 14:19

ローズマリー精油は、血行促進や抗酸化作用を持つ植物として古くから利用されてきました。

近年では男性型脱毛症(AGA)への応用が注目され、発毛成分として広く使用される

ミノキシジル2%と臨床的に比較する研究が行われています。

 

ミノキシジルとは?

市販育毛剤の主要成分として使用され、毛包の成長期延長や血流改善が期待される成分です。

ただし、頭皮のかゆみなどの刺激症状が出ることもあります。

 

臨床試験概要(Panahi et al., 2015

・対象:AGA男性100

・期間:6ヶ月

・比較:ローズマリー精油(1%希釈) vs ミノキシジル2

・評価:毛髪数、頭皮症状、自己評価

 

結果:発毛効果は「ほぼ同等」

6ヶ月後、両グループで毛髪数が有意に増加し、両者に統計的な差は認められませんでした。

ローズマリー精油は、継続使用でミノキシジル2%と同程度の発毛効果を示したと言えます。

 

結果:かゆみはミノキシジルで多発

ミノキシジル群では36ヶ月時点でかゆみが増加。対してローズマリー精油群では、

かゆみの発生が有意に少なく、刺激性の低さが確認されました。

 

結果:頭皮環境(乾燥・脂性・フケ)への影響なし

両群とも頭皮環境に大きな悪化は見られず、ローズマリー精油の安全性が示唆されています。

 

なぜ発毛につながるのか?(作用メカニズム)

・微小循環(血流)促進

・抗酸化作用による毛包保護

・抗炎症作用

・成長期延長に関与する可能性

 

使用方法(研究準拠)

・ローズマリー精油の1,8-シネオール濃度を37mg/mlになる様希釈

12回、5分間の頭皮マッサージ

36ヶ月以上の継続が推奨

 

まとめ

ローズマリー精油はミノキシジル2%と同程度の発毛効果を示しつつ、

副作用が少ないため、科学的根拠を持つ自然派の発毛アプローチとして注目されています。

 

■ 引用文献

Yunes Panahi, et al., Rosemary Oil vs Minoxidil 2% for the Treatment of Androgenetic Aloecia: A Randomized Comparative Trial, SkinMed, 2015; 13: 15-21