2025/12/08 14:48
― 最新研究が示した「濃度」と「吸い方」で変わる驚きの仕組み ―
グレープフルーツ精油は「リフレッシュ」「集中力アップ」として人気ですが、
今回の研究では、血圧にどのような影響を与えるのかを詳細に検証しています。
■ 研究の目的
・精油の濃度によって血圧反応が変わるか?
・血圧変化は鼻で香りを感じた時にのみ起こるのか?
■ 研究方法
・健康な成人を対象
・一定濃度のグレープフルーツ精油を吸入
・血圧・心拍・呼吸を秒単位で計測
・鼻呼吸(通常)と口呼吸(鼻を完全に塞ぐ)の条件で比較
■ 結果①:高濃度で血圧が上昇
高濃度(0.9×10⁻² ml/L)で吸入した際、平均血圧が上昇。
低濃度(0.7×10⁻³ ml/L)では変化なし。
■ 結果②:「鼻で嗅いだときだけ」血圧が上昇
・鼻+口呼吸:血圧が有意に上昇
・口呼吸のみ:血圧は上がらず、むしろ少し低下
■ 結果③:口呼吸では血圧が下がる可能性
主成分リモネンは血中では血管拡張作用を持つため、
鼻を通らない場合は血圧低下方向に働く可能性がある。
■ 結論
・グレープフルーツ精油は“濃度”と“吸い方”で血圧作用が変わる
・鼻→嗅覚→脳→自律神経というルートが血圧上昇の鍵
・口呼吸ではこのルートが働かず、逆に血圧が下がる可能性
■ 生活への応用
・集中したい時:やや濃い香りを“鼻から”吸うと効果的
・血圧が高い人:濃度は控えめに
・ディフューザーより直接香りを嗅ぐ方が影響が出やすい
■ 引用文献
Kawai E, et al.
“Blood pressure elevation response to grapefruit essential oil inhalation is a nasal-mediated mechanism affected by the essential oil concentration.”
Heliyon. 2025;11:e42766.

